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圧倒的な山の深さ。連なり。そして生命感。山とはこんなに美しいものなのだ。1本1本の木々が山を形づくり、何十年、何百年と静かに、しかし力強く育っていく。その生命を受け継いで建てられた木の家は、人を守り、人の心を育てながら、人の寿命をはるかに超えて生き続けるのである。ここ高知には、そうした木に敬意を表し、大切に、丁寧に生かしていこうと云う気風が、しっかりと根づいている。 |
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浜辺の街に、また山あいの村落に並ぶ、強烈な南国の太陽をはね返して、美しく輝く、まっ白い壁。 素朴で耐久性の強い土佐漆喰は、左官職人達の技の錬磨から生み出された独特の伝統技法でつくられる。そして高知の厳しい自然に晒されながら長い長い年月を経て、いまなお美しい表情を保ちつつ、家を守る。時とともに変化する、色や表情こそが土佐漆喰の最大の魅力である。 |
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和紙は美しさだけでなく、私たちの生活環境を包み、守る機能性も合わせ持っている。 土佐の豊かな自然で育まれた原料から、職人によってつくられた精巧な道具と、古来より受け継がれた技術で紙を漉く。良質の原料と優れた道具、そして手漉きの技術。この3つが揃ってはじめてよい和紙ができる。 土佐はそのどれをも地元で一貫してつくれる、日本で唯一の和紙の産地なのである。 |
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土佐の瓦の特徴として、まずあげられるのは左右対称の葺き分け瓦だろう。土佐の風土を考慮して、風の向きに応じて瓦の重なりを右と左で逆にするわけである。瓦の枚数も多く、屋根を葺くときの技法も土佐独特のものである。そのどれもが、強い雨風に耐えうるようにと工夫されたものである。先人たちの編み出してきたこの独特の文化が、厳しい自然とともに、美しい町並みを形づくるのである。 |
| 「土佐派の家」では土佐で育まれた自然素材を使うことによってそのきびしい自然と共存する家が生まれています。壁が、梁が、天井が呼吸することで温かくやわらかな住み心地のいい空間をつくっています。それは永年培われてきた職人の技と知恵の結集であり土佐の文化でもあります。世代を超えて暮らせる家、朽ちてなお自然にやさしい、伝統を生かしながらも現代人の感性に通じる新しさを秘めた家。化学物質などの手段に頼らず一歩先の環境を考えられた家づくりがこれからますます必要とされていくでしょう。 |
| 時を経るごとに深みをます色合い、風合いもまた美しく他にはない豊かな表情となっています。それが自然素材ならではの温かみであり、家もまた人とともに変化し、生き続け、その時々で違った表情を見せてくれるのです。 |
| 伝統の中に見い出した錬磨された技が過酷な自然に対応できる十分な耐久性をつくり出しています。時代の変化や家族構成の変化にも対応する柔軟性、機能性を持つ家だからこそ今も、そして100年先も私たちの暮らしを温かく包んでくれるのです。 |
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