木の章
        木の章

 私たちはそのスギの並材を正面から受け入れ、節のある木に美しさを見出し、洗練されたデザインの力で骨太の美しい住まいづくりを心がけています。これは3世代、百年以上もつ良質の住宅を比較的ローコストでつくる唯一の手段でもあります。そこで私たちはこんなキャッチフレーズをつくりました。「大事なものはキリの箱に、大事な人はスギの家に」です。

 「土佐派の家」の特徴のひとつは、木の骨組みを壁や天井に隠さないでインテリアに見せるデザインを多用することです。これにはたくさんのメリットがあるからですが、まず力強い骨組みが空間を引き締め、家族をしっかりと抱きしめるイメージを表現できること。次に、厚みのある木は水分を吸ったり吐いたりする調湿効果があり、快適な室内環境をつくってくれること。

 もちろん無垢の木が放散する香りや心地良い音の響きも楽しめます。そして骨組みをそのまま見せるので大工は手を抜くことがなく、すぐれた職人の技を楽しむことができるし、万が一雨漏りなどがあっても早く処置ができ、家を長持ちさせることになります。

 近年、プレハブメーカーが先導して表面に薄いツキ板を貼ったり、外材を使ったり、新建材で骨組みを覆ってしまう方法が一般化し、日本の家はいつの間にか使い捨て商品になってしまいました。しかし、家というものは本来、手を入れながら何世代もが住みつづけ、古いものの味わいを愉しむものです。

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土佐派の家
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