「土佐派の家」内観写真
木の章
        木の章


 モンスーン気候にある日本は温暖で雨が多く、地球上の他の地域にくらべても木々の育成に格段にすぐれた風土といえます。その豊かな森や山や清流が山紫水明の美しい風景をつくりだし、特有の文化を形成してきました。そして当然のこととして、何千年も昔から日本人は、豊富にありなおかつ建築材として大変にすぐれた木材で家をつくってきました。

 さらに日本が世界有数の地震国であったことで、大きな地震にも耐えうる高度な木造建築が磨かれ鍛えられ、世界最高水準の木造技術を獲得するに至ったと言えます。

 四国南岸に位置する高知県は日本の中でもとりわけ温暖で雨が多い地域のため木がよく育ち、長宗我部時代より良質のスギ、ヒノキの産地として知られ、大阪などに移出され外貨を稼いでいました。そして現在でも県土の 84%が森林という日本一の森林県となっています。

 しかしその高知にあっても、天然木は戦後の復興期に伐り尽くされて庶民の手の届かないほど高価になりました。そこで私たち「土佐派の家」では、少なくなった天然木は後世に遺し、造林木、それも安価な節のある並材を工夫して使うようにしています。

 「土佐派の家」は豊富にあり比較的安価なスギをよく使います。スギは強度的には弱いとされますが、ひとまわり大きな材を使えば問題はなく、がっしりとした架構をつくることができます。

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