土佐派の家


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土佐派の家
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      序 章


 この新建材による工法の問題点は多々あります。まずこの建材の寿命が20〜30年程度しかなく、廃棄後に大量の埋め立てゴミを生んでしまうこと。

 2つ目に、合板などの接着剤の層が湿気の流れを堰き止める息をしない素材であるため、日本(太平洋側)の夏のような多湿な風土のもとではカビが発生しやすく、結果的にカビを餌とするダニの発生を許してしまい、そのままでは冷房機が欠かせない居住環境になってしまうこと。

 3番目に、合板など新しい建材に使われる接着剤は、アレルギー症状の原因になるホルムアルデヒドなどの有害な化学物質を放散させる問題があります。

 さらに4番目として、この工法はわが国に常住する虫や菌の害に弱い外国産の木材を使用するため、その病虫害対策として薬物が使用されていて、これが住む人の健康やゴミ処理に悪影響を及ぼすことが循環型社会の大きな問題となっている点が挙げられます。

 5つ目として、あるいはこれが一番の問題かもしれませんが、これらニセモノの居住環境のもとで育てられる子供の感性の発育の問題があります。発育期のサルを偏った光の人工照明のもとで育てると色彩感覚に異常が生じ、これは後日の正常な環境のもとでも回復しないと言われています。これは本当に怖ろしいことです。人は家を造り、造られた家は人を造ると言います。われわれは神に祈る気持ちで子供の誕生を迎え、健全な心身の発育を願うではありませんか。子供の発育環境から、ニセモノを遠ざけたいと願っています。

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